(社福)春圃会  特別養護老人ホーム春圃苑
地域の避難者を全員受け入れる方針を打ち出す
掲載日:2017年11月23日
ブックレット番号:2 事例番号:17
宮城県仙台市/平成25年3月現在

ポイント

  • (1)デイサービスの利用者は一人ひとり家族の状況を確認し、半数を施設に宿泊させて守った。
  • (2)地域にある特養として、地域の要介護者で避難が必要な高齢者を全て受入れる方針を施設長が示すとともに、デイサービスを休止した。
  • (3)職員の負担軽減のため、休養できる勤務態勢も整え、子どもを同伴した勤務も柔軟に行った。
  • (4)積極的な役割を果たすために、積極的に応援職員を受入れる方針を示した。

 

あらまし

  • 東日本大震災の発生時、特別養護老人ホーム春圃苑、デイサービスセンターでは、安全を確保し、駐車場へ全員を避難させることができました。津波警報の解除を待ちながら、職員は防寒対策や炊き出しなどの支援対策に追われました。翌日以降、避難者数は1日最大62人、利用者に避難者数を加えると124人となり、通常時の2倍以上の方々が苑内で過ごしました。春圃苑事務長の菅原賀弥子さんは「避難して来た方はすべて受け入れる方針で臨んだ。ただ、職員は定員超過の状態がいつまで続くのか不安な気持ちでいた。そのため、デイサービスセンターを3月12日から休止とし、デイサービスとヘルパーステーションの職員全員を苑に配置することで、何とか対応できた」と、振り返ります。
    4月以降は全国から介護職員と看護職員の応援を受けました。定員超過の中、利用者は環境の変化のダメージが大きいことから、できるだけ他施設に移さない方針としました。家族や地域からも離れてしまい、かつ戻れる見通しがなければ、他に移ることは厳しい決断になります。そして、震災後、かつてないほどの数の職員が退職してしまった経験をふまえて、有事の際の職員体制を整えています。

 

取材先
名称
(社福)春圃会  特別養護老人ホーム春圃苑
住所
(社福)春圃会
http://syunpo-kai.com/
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