(社福)宮城厚生福祉会 高齢者福祉施設 宮城野の里
震災を受け、改めて社会福祉法人の役割を問い直す
掲載日:2017年12月15日
ブックレット番号:2 事例番号:18
宮城県仙台市/平成25年3月現在

 

ポイント

  • (1)地域包括支援センターに寄せられる情報をもとに、積極的に地域の高齢者を特養に受入れた。
  • (2)居宅介護事業所の主任ケアマネジャーを中心に自宅に近い雰囲気の福祉避難所を運営した。
  • (3)避難所に対して必要な物資を届けたり、看護師を派遣するなど、特養として避難所を支援した。

 

あらまし

  • 東日本大震災発生時、高齢者福祉施設宮城野の里では、電気、水道、ガスが使えなくなりました。そこで、ブロックを組んでかまどをつくり、炊き出し支援を行いました。一方、家屋が流されたり、地震被害で地域住民が帰るに帰れない状況が発生。建物に大きな被害がなかったため、施設の利用者だけでなく地域の方も含めて施設に受入れました。そして、地域の要援護者に対して、支援物資の提供や支援を行いました。さらに、地域包括支援センターに寄せられる多くの情報をもとに、避難所で生活している要援護者に対してグループホームや特養に受入れ調整、支援物資、人材派遣など取組みました。
    福祉避難所は、町内会長や民生委員から認知症高齢者や医療依存度の高い高齢者の避難場所の確保を要請されたのがきっかけで開設しました。居宅介護支援事業所の主任ケアマネジャーが中心となり、運営にあたって避難者が生活しやすいように工夫しました。家をなくされた方のためには、少しでも自宅にいるような雰囲気を作りました。施設長の小野ともみさんは「震災を経験して、もう一度、社会福祉法人として原点に立ち戻ることができた。社会福祉法人は、職員みんなが地域で生活する人々のことを考えなければならない。法人の理念である『乳幼児から高齢者まで安心して暮らせるまちづくりに貢献する』。この実践を今後も続けていきたい」と語ります。

 

取材先
名称
(社福)宮城厚生福祉会 高齢者福祉施設 宮城野の里
概要
(社福)宮城厚生福祉会 高齢者福祉施設 宮城野の里
http://www.kou-fuku.or.jp/miya/
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