NPO法人さぽーとセンターぴあ  デイさぽーと ぴーなっつ
多くの市民が避難した後も街に残った障害者を支援
掲載日:2017年12月15日
ブックレット番号:2 事例番号:21
福島県南相馬市/平成25年3月現在

 

ポイント

  • (1)障害者の多くが避難所へ行かず、在宅にとどまり、生活環境の変化から状態が悪化した。
  • (2)震災から1か月後、人員体制もままならなかったが、利用者の悪化を止めるため事業所を再開。
  • (3)手上げ方式の要援護者台帳に載っていない障害者を訪問するため、市が個人情報の開示にふみきった。

 

あらまし

  • 福島県南相馬市の障害者の生活介護事業所「デイさぽーと ぴーなっつ」では、法人全体で職員が震災前の半数まで激減する中、全国の障害者施設職員の支援を得ながら、市内に残った障害者への支援を続けました。重度の障害者の多かった「ぴーなっつ」の利用者は、避難所にほとんど行かず、自宅にひきこもり、生活環境が激変し、状態が悪化していました。そうした状況から施設長の郡信子さんは「再開するならば自己責任で」と言われる中、震災から1か月後の4月11日に事業所を再開しました。再開にあたって、利用者の命と安全を守るため「避難計画」を作りました。
    「ぴーなっつ」は、全国からの支援物資と情報の集まる拠点にもなりました。一方、南相馬市では震災直前に「要援護者名簿」を作成していましたが、掲載に同意していた方は全体の7割弱にとどまり、名簿から漏れている障害者が多く市内に止まっている状況が発生しました。市、「ぴーなっつ」に全国の障害者福祉施設職員を派遣したJDF、「ぴーなっつ」の法人は4月30日に協議を行った結果、市内の手帳保持者の情報を市が開示し、在宅に止まっていた障害者への訪問支援が実現しました。

 

取材先
名称
NPO法人さぽーとセンターぴあ  デイさぽーと ぴーなっつ
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