布巾をたたむ吉野さん パンの袋詰めをする吉井さん
あらまし
- 保育園も入る複合福祉施設内の障害福祉サービス施設の喫茶で、カフェ&ベーカリー班として働くことにチャレンジしている、吉野笑さん(21歳)、Tさん(23歳)、吉井遼さん(24歳)にカフェのお仕事についてうかがいました。
カフェのお仕事は何年目ですか?
吉野)特別支援学校を卒業して、3年前からカフェ班の仕事をしています。卒業前に見学にもきました。今はパンの仕事が楽しい!休みたくないし、閉店の16時までいっぱい働きたい。仕事が楽しいから、毎日40分頑張って歩いてきています。お客さんに「いらっしゃいませ!」とたくさん言いたいです。
T)卒業してからここにきています。5年目です。はじめの1年は営業班にいました。出張販売で、特別支援学校や近くの会社にいく仕事です。みんなと仕事することが好きです。
吉井)営業班にいたこともあります。カフェの仕事は3年目です。
どんな仕事をしていますか?
吉野)サンドイッチの袋詰め、お客さんのオーダー。あと、食器ふき。パンの名前は全部覚えています。大人気は ”チクワパン“。水曜日は、出張販売があるから1日忙しいんです。
T)レジ、パンの袋詰め、食器ふき。レジの仕事が好きです。最初は大変だったけど、だんだん覚えられた。パンの値段は覚えているけど、ときどき野菜を売ることが増えてきたので、その日の値段を確認するのが大変です。
吉井)洗い物とレジ。一番楽しいのは洗い物。理由は…特にないけど。
どんなお客さんが来ますか?
吉野)(近隣のテニスクラブで練習をしている)テニスのお客さん、まいちゃんのママ、さきちゃんのママ(子連れの常連さん)とかです。私は、歩きながら独り言を言ったり、帰り道も歌ったり踊ったりしちゃうのですが、さきちゃんのママに「吉野さんこの間、帰り道に歌ってたでしょう!見たよ(笑)」と言われたのは恥ずかしかったです。
T)自分からお客さんに話しかけることは、あまりない。恥ずかしいから…。
一番嬉しかったことは?
吉野)一番嬉しかったのは、大好きだった特別支援学校のあや先生が買いに来てくれたこと。あや先生がいたから学校が楽しくて大好きだったんです。おすすめのパンの紹介もしました。
T)たまに、お客さんから「お仕事頑張っているね!」と言われることが嬉しい。
大変なことは?
吉野)ないです!
T)一万円札と十円玉でお金を払われたときに、レジに0(ゼロ)を何個入れたらいいかわからなくなるのが大変です。「ごめんね~。わからなくさせちゃって」ってお客さんに謝られてしまうこともあります。あとは、3、4人レジに並んでしまったとき。お客さんのトレイに5個以上パンが乗っているときなども。
吉井)レジのお客さんが1人のときはいいけど、レジが混んでお客さんが並ぶと緊張して焦る。
これから、カフェ班としてやってみたいことは?
吉野)大切な仲間と一緒に、仲良く頑張りたいです。
T)料理をやってみたい。カフェで一番人気のオムライスを作ってみたい。
吉井)今までどおり、仲間と一緒に楽しく働きたいです。