(社福)東京都社会福祉協議会 児童部会
自立支援コーディネーター・専門職委員会家庭支援専門相談員合同研修会
掲載日:2018年3月23日
2017年11月 東社協発

平成29年10月20日(金)、板橋区立文化会館にて、東社協児童部会「自立支援コーディネーター・専門職委員会家庭支援専門相談員合同研修会」を開催しました。今回のテーマは「自立支援計画書の策定・活用の流れ~より良い実践と連携を目指して~」です。

 

多くの専門職がそれぞれの専門性を基に支援を行う児童養護施設には、児童の自立を支援するために毎年児童一人ひとりに作成するものとして自立支援計画書があります。しかし、「計画を作っただけで終わってしまい日常のケアの中に活かせていない」、「専門職同士が連携して作成に取組めていない」等の課題や悩みを抱えた施設もあり、自立支援計画書の作成や活用には専門職同士の連携がますます重要になってきています。そこで今回は、自立支援コーディネーターと家庭支援専門相談員合同の研修会として、実践報告やグループディスカッションを行いました。

 

各施設の工夫がつまった実践報告

実践報告では3つの施設がそれぞれの取組みを発表しました。

 

聖ヨゼフホーム」は、独自の書式で作成している自立支援計画書について、取組みの背景や改訂のポイントを説明しました。また、職員がばらつきなく統一して記入できるように記入例を作成する工夫や、計画書に「食事」の項目を埋め込むなど、食育推進をめざす聖ヨゼフホームならではの取組みを発表しました。

 

東京家庭学校」は、自立支援計画を日々の支援に活かせるよう毎週協議の時間を設けて進行管理に取組んでいます。また、ケアワーカー、自立支援コーディネーター、家庭支援専門相談員が必要に応じて各専門職や外部団体とつながって連携した支援を行っています。退所後のアフターケアについても、「いつ・誰が・どのように行う」まで具体的に決め、連続性のある支援をすすめています。

 

まつば園」では、子どもの強みに焦点をあてた自立支援計画書の書式を導入しています。子どもの意向確認をする際は、個々の成長や頑張りを職員から伝えるようにしています。また、意向確認を毎年継続するうちに、将来の夢が具体的になった、得意な事や好きな事が増えて幅が広がった等、子どもたちの些細な成長や変化に職員自身が気づかされることが多くなっていきました。さらに、職員が職種に関係なく話し合える場「自立支援研究会」を園内に設置したことで、ケアワーカーの主体性の向上、子どもの強みに着目するという職員の姿勢や意識の統一につながってきています。

 

児童を養護・ケアしていく上で基盤となる自立支援計画書について、児童の自立に関わる専門職同士が互いに課題や取組みを共有し、各施設においてより良い連携につなげていくヒントを得る有意義な時間となりました。

取材先
名称
(社福)東京都社会福祉協議会 児童部会
概要
東社協 児童部会

(社福)クリスト・ロア会 聖ヨゼフホーム 
http://www.yozefuhome.or.jp/

(社福)東京家庭学校
http://katei-gakko.jp/

(社福)松葉の園 まつば園
http://www.matsubano-sono.sakura.ne.jp/
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