(社福)東京都社会福祉協議会
「今、社会福祉法人がワクワク」地域公益活動の実践発表会(後期)を開催
掲載日:2019年3月8日
2019年3月号 東社協発

福祉広報目次へ

 

東京都地域公益活動推進協議会(以下、推進協)では、平成31年2月14日に「地域における公益的な取組み実践発表会(後期)」を開催しました。当日は、社会福祉法人の役職員、都民など約160名の参加がありました。

 

今年度は、地域公益活動をもっと身近に感じてもらおうという考えのもと、前期には分野別(高齢/子ども/障害・医療)に、後期は分野を問わず発表いただきました。

 

「法人として災害に備えた防災倉庫を作り、民生児童委員や学校関係者などから地域のニーズについて意見を聞いたうえで、平時は学生ボランティアの協力を得て、学習支援型の子ども食堂として活用する取組み」「駅前の空き家を利用してお話会やワークショップなどを開催し、誰もが立ち寄れる居場所づくりを目指して、これからの展望を膨らませている法人の取組み」「社会福祉法人のネットワークが実施しているフードドライブと連携して子ども食堂を実施する取組み」など、子どもに関する発表が多くありました。

 

また、法人として、障害者福祉施設のある地元の自治会に加入することにより、自治会がすすめているさまざまな地域づくりに協力し、買物や病院通いなど移動に困っている地域の高齢者のために「コミュニティバス」を運行したり、夜間、施設の体制が薄いときは地域の人に協力してもらい、日中、施設の職員がいるときは、若者の少ない自治会に協力する「災害時支援協定」を結ぶなど、地域と社会福祉法人の相互協力による取組みの発表もありました。

 

コメンテーターの小林良二さん(東京都立大学名誉教授)は、「発表会の回数を重ねるごとに取組みの工夫が豊かになってきている。施設の外に拠点を設けて取組みを展開したり、地元の方々と協力して取組んだり、それによってアイデアが広がり、地域との関係も深まっていく。これからの取組みがますます楽しみになってきた」とまとめました。

 

 

発表後にはコメンテーターの小林さんとやりとり。
一緒に活動している自治会の方と登壇いただきました(右側)

 

当日資料には、推進協の3か年ビジョンとともに、これまで推進協事業のあらゆる場面で発表いただいた社会福祉法人をご紹介しています。

来年度以降は、実践発表会の折に、表彰のしくみを設けるなどの事業も展開する予定です。

 

平成31年度実践発表会(後期)発表法人一覧

発表法人名 テーマ
社会福祉法人 亀鶴会 地域の拠点づくりを目指して
社会福祉法人 松栄福祉会 個と個をつなぐ街づくり~地域のオアシスを目指して~
社会福祉法人 すこやか福祉会 地域小学校での介護体験教室
社会福祉法人 長淵福祉会 地域の居場所づくり(子ども食堂・無料バス)
社会福祉法人 ベタニヤホーム 多くの親子でにぎわう保育園の公益活動へ向けて

~ホームページの活用~

社会福祉法人 みその福祉会 子ども食堂たんぽぽ
中央区社会福祉法人連絡会 ボッチャ体験&福祉相談会・福祉体験合宿
社会福祉法人 東京援護協会 東援健康サロン
社会福祉法人 龍鳳 誰もが笑顔で ずっと暮らせるまちに

~地域住民と福祉施設が取り組む住みやすいまちづくり~

社会福祉法人 マザアス 「働きにくさを抱えた人」が中間的就労を経て雇用につながった取組み

 

推進協のホームページで都内の社会福祉法人の地域公益活動に関する情報を発信しています。

https://www.tcsw.tvac.or.jp/koueki/index.html

 

福祉広報目次へ

取材先
名称
(社福)東京都社会福祉協議会
概要
(社福)東京都社会福祉協議会
https://www.tcsw.tvac.or.jp/index.html
タグ
関連特設ページ