(社福)狛江市社会福祉協議会
「市民が主体」への理解が深まる日々
掲載日:2020年2月28日
2020年2月号 福祉のおしごと通信

社会福祉法人 狛江市社会福祉協議会 福田五十鈴さん

 

あらまし

  • 狛江市社会福祉協議会(以下「社協」)の職員になって8年目の福田五十鈴さんに、社協の仕事の魅力や難しさ、やりがいについて、お話しいただきました。

 

地域の人や活動を応援する仕事

子どもの頃から祖父母と同居し、いわゆる「おじいちゃん・おばあちゃんっ子」でした。中学生の時、老人ホームでの職場体験で気持ちが温かくなる経験をし、「お年寄りに関わる仕事をしたい」と、漠然と福祉を志しました。

 

社協を知ったのは、大学生の時です。専攻分野を絞りきれず選んだ地域福祉のゼミで、都内の社協に実習に行きました。さまざまな事業に同行し、多くの利用者や活動者等に引き合わせていただきました。支え手を支える仕事があることを知り、職員の方々も魅力的だったので、社協で働きたい気持ちが固まりました。
新卒で狛江市社協に入職し、当時のこまえボランティア・センター(以下「ボラセン」)に配属になりました。

 

まず地域の人や活動を知るため、市内のボランティアグループや施設等を見学し、活動に参加しました。各所で未熟な私を叱咤激励いただき、地域の方々との関係をつくりながら仕事を理解していきました。

 

当時印象に残っている仕事は、毎年開催する「ボランティアのつどい」の企画、運営です。意見も立場も異なる人が集まる中で、一つのことをつくり上げるのは簡単ではありません。滞りなく進行するために、思慮なく発言、行動してしまうこともありました。そんな時、経験豊かな先輩職員から、意見や立場の違いに至る理由や経緯を聞き、地域の方に寄り添い、段階を踏むことなど、社協職員として大切な姿勢を学びました。

 

 

職員としての立場や役割に悩む

平成28年に、狛江市市民活動支援センター(以下「センター」)がオープンし、ボラセンはセンターへと移行しました。私にとっては、仕事への向き合い方を問われ、考えさせられる大きな経験となりました。

 

ボラセンでは、対象の多くは福祉的なボランティアで、職員として社協の一事業を担当する意識でした。一方、センターでは、より多くの分野の活動を対象としています。また、公設民営のセンターとして、運営委員をはじめ、より多くの市民がセンターの運営や事業に参加することになりました。必ずしも社協と近い考え方の方ばかりではなく、相談や事業に対し視野を広げるよう、何度も指摘をもらいました。当初は市民から何を求められているのか分からず、違いに戸惑うばかりでした。

 

そんな中で契機になったのは、広報誌の創刊です。市民の編集委員と共に、ゼロから紙面をつくりました。編集長から「事務局が手綱を引きすぎるとみんなでつくる良さがなくなってしまう。はみ出しすぎないように見守ってほしい」と言われたことが大きな気づきになりました。自由さにハラハラする気持ちをぐっとこらえると、職員にはない発想の企画がたくさん生まれていきました。

 

色々な視点や考え方が交差する過程を見守る中で、「さまざまな価値観を受けとめる」というセンター職員としてのスタンスが徐々に身に着きました。以降、自分が社協職員として、それぞれの事業で、どういう立場や役割で市民の方と関わるか、強く意識するようになりました。

 

 

社協への期待に応えたい

市民活動や地域での活動は、関わる方々や自分の頑張り次第でどうにかなることばかりではありません。タイミングや条件が合わなかったり、合意形成が難しく、実を結ばないこともたくさんあります。そのことを分かっていても、自分に原因があるのではと落ち込むことがあります。

 

時々、社協内外で知り合った方たちと、食事をしたり、休日に山登りに行くなどしてリフレッシュしています。さまざまな経験を持つ方との話は、学ぶところが多く刺激的です。悩んだ時にもふと思い出し、励まされています。

 

昨年度、地域総務係に異動し、主に社協会費の募集や歳末たすけあい募金などを担当しています。財政的に支えていただくために、社協という組織や活動に共感してもらう必要がありますが、さまざまな事業を行っている分、難しさもあります。それでも、協力して下さる方々の「社協、もっと頑張って」という期待に精一杯応えていきたいです。

 

今後も社協の色々な事業を通じて、地域の方々の思いの実現に向け、一緒に汗をかいていきたいと思っています。

 

 

プロフィール

  • 福田五十鈴 Isuzu Fukuda
  • 社会福祉法人狛江市社会福祉協議会
    平成24年4月入職。こまえボランティア・センター、狛江市市民活動センターを経て、現在、地域福祉課地域総務係に所属。
取材先
名称
(社福)狛江市社会福祉協議会
概要
社会福祉法人 狛江市社会福祉協議会
http://welfare.komae.org/
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