大田区総務部
多様な人が住む町の地域防災計画の策定に向けて
掲載日:2017年12月19日
ブックレット番号:6 事例番号:63
東京都大田区/平成29年3月現在

 

ポイント

  • (1)災害時の外国人向けのコミュニケーションボードを作成し、避難所に配備している。
  • (2)外国人向けの防災訓練を日本文化の紹介を組み合わせて実施した。
  • (3)乳幼児のいる家族向けに区立保育園(18園)を福祉避難所に指定している。

 

あらまし

  • 東京都大田区では、多様な人々が住んでいる区の特性を踏まえた防災訓練や避難対策に取組んでいます。大田区地域防災計画では、区立小学校を避難所として指定するとともに、要配慮者の把握と避難行動要支援者名簿の作成を行うこととしています。学校避難所においては、多様な国籍の外国人に対応するため、4か国語で表記したのコミュニケ―ションボードやバンダナを配備してニーズの把握等ができるようにしています。また、日本の文化を紹介するイベントと組み合わせて防災訓練を実施しました。
  • さらに、福祉避難所としては、乳幼児向けの区立保育園のほか、高齢者や障がい者向けとして社会福祉施設等を計画しており、民立の施設とは協定を締結しています。福祉避難所での避難生活にあたっては、家族等の付添を原則としており、付添者は福祉避難所の運営にも積極的に協力することとしています。
  • 大田区地域防災計画においては、区民と地域が自らの責任で行う「自助」「共助」と自治体等が防災力の強化に責任をもって取組む「公助」との連携と協働によって、地域力を結集し、総合防災力を高めることが重要であるとしています。
  •  

 

取材先
名称
大田区総務部
概要
大田区総務部
https://www.city.ota.tokyo.jp/
タグ
関連特設ページ