(社福)墨田区社会福祉協議会
 地域福祉プラットフォームを活かした、ひきこもり等の複合的課題を抱えた方へのアウトリーチ等積極的な個別支援と地域づくり ―墨田区社協における重層的支援体制整備事業の取組み  
掲載日:2022年12月27日

 

左から、墨田区社会福祉協議会 地域福祉活動担当主任 小古山知世さん、

事務局次長 山田称子さん、地域福祉活動担当主事 菊池信さん

 

あらまし

  • 墨田区は令和3年度の重層的支援体制事業への移行準備事業を経て、令和4年度から重層的支援体制整備事業の本格的実施を始めました。一体的な取組が必要なため、本事業の5つの事業のうち、墨田区社協では、「包括的相談支援事業」、「参加支援事業」、「アウトリーチ等を通じた継続的支援事業」、「地域づくりに向けた支援事業」の4事業を受託するとともに、行政が直営で実施している「多機関協働事業」においても、支援会議等へのCSWの参画・運営への協力、支援プラン原案の作成等協働して取り組んでいます。地域共生社会の実現に向けて、ひきこもりや8050・ごみ問題等複雑・複合的な課題を抱えた事案に積極的に関わり、地域課題の解決も含めた対応を行っていきます。受託をすることとなった背景には、墨田区社協が、平成12年度から実施している地縁を基盤とする小地域福祉活動と、平成28年度から住民と福祉関係者が協力して進める福祉相談と交流の拠点(=地域福祉プラットフォーム)づくりがあります。
  •  
  • これまでは、地域づくりを主として地域福祉の推進を担ってきた社協ですが、重層的支援体制整備事業の一環として、個別支援にも一層力を入れていくという新たなステージでの取組みを始めています。これまでの実施に向けた経過や取組みの状況について、墨田区社会福祉協議会事務局次長の山田称子さん、地域福祉活動担当主任の小古山知世さん、同主事の菊池信(まこと)さんにお話をうかがいました。〔ヒアリング日:令和4年8月10日〕

 

墨田区社協は、地域の民生委員・児童委員等の協力を得て、住民同士の助け合い活動である小地域福祉活動を推進しています。そして、コミュニティ・ソーシャル・ワーカー(以下「CSW」という。)が常駐する「地域福祉プラットフォーム」を、墨田区が進める包括的支援体制整備事業の相談と居場所の拠点として推進しています。
また、社協の CSW は、その知見と経験を活かし、区が直営で進める「多機関協働事業」にも参画し、事務局メンバーとして毎月開催される支援会議への助言や支援プランの原案作成などを行っています。

取材先
名称
(社福)墨田区社会福祉協議会
概要
(社福)墨田区社会福祉協議会
https://www.sumida-shakyo.or.jp/
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