練馬区福祉部、危機管理室
支援を必要とする方が、自宅にいられなくなっても変わらず福祉サービスを受けられる仕組みづくり
掲載日:2018年4月26日
ブックレット番号:7 事例番号:68
東京都練馬区/平成30年3月現在

東京都練馬区は、23 区の北西部に位置し、北東から南にかけては板橋区、豊島区、中野区、杉並区に接し、西から南西にかけては西東京市、武蔵野市と隣接し、北は埼玉県の新座市、朝霞市、和光市に接しています。23 区の中では、大田区、世田谷区、足立区、江戸川区に次いで5番目の広さとなっています。
昭和22年に板橋区から23番目の区として独立し誕生した練馬区は、住宅都市として発展し、平成20年には総人口が70万人を越え、現在も増え続けています。
全体としては緑豊かな住宅都市といえますが、畑や屋敷林など武蔵野の風景を残す地域もあれば、開発された集合住宅地もあり、地域ごとに多様なまちの姿をみせています。

 

練馬区では、災害時における要援護者支援として「福祉避難所」の整備をすすめつつ、地域の実情をふまえながら要援護者支援の体制づくりに一歩ずつ取組んでいます。これまでに以下のような取組みをすすめてきています。

 

  • (1)介護・障害福祉サービス事業者団体との協定
  •  災害時に事業者からサービス利用者の安否確認結果の報告を受けるとともに、利用者の避難先において必要なサービスを継続して提供する協定を結んでいます。
  • (2)在宅の重度要援護者のための個別支援計画づくり
  •  在宅で人工呼吸器を使用する方とその支援者が災害が発生した時にどのような行動をとるか、方法を確認するツールとして個別支援計画を作成しています。
  • (3)福祉避難所事業者向けの説明会の開催
  •  平成25年度に作成した「福祉避難所運営ガイドライン」を平成29年1月に改訂し、同年2月に福祉避難所事業者の方々へ説明会を実施しました。説明会を通じて、個々の施設におけるマニュアルづくりを進めています。
  • (4)災害時、他の自治体から協力が円滑に得られるよう自治体と協定を締結
  •  隣接自治体の他、長野県上田市等と協定を結び、物資の供給、自治体職員の応援派遣、被災者の一時受け入れなどを円滑に行います。
  • (5)避難拠点における要援護者支援
  •  「避難拠点運営の手引」に避難拠点における要援護者への支援について記載するとともに、訓練において少しずつ要援護者への対応を取り入れています。

 

 

取材先
名称
練馬区福祉部、危機管理室
概要
練馬区
http://www.city.nerima.tokyo.jp/
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