(社福)福岡県社会福祉協議会
平成29年九州北部豪雨における福岡県社協の取組み
掲載日:2018年5月23日
ブックレット番号:7 事例番号:71
福岡県/平成30年3月現在

 

 

 

 

初動~災害ボランティアセンターの立ち上げ支援

福岡県社協では、平成24年の集中豪雨(平成24年7月九州北部豪雨)の経験をふまえ、大雨が予想された7月3日の段階で「災害救援情報」を発行し、市区町村社協や福祉施設に対して厳重警戒を呼びかけました。5日には常務理事を本部長とする福岡県社協災害救援本部を設置し、市区町村社協や福祉施設へのファックスや電話による情報収集を開始。さらに朝倉市、添田町、東峰村には先遣隊を送って現地調査を行いました。幸い福祉施設に大きな被害はなく、避難所も行政が対応していたため、福岡県社協では災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)などの団体と協力し、災害VCの立ち上げと運営支援に注力することになりました。

災害救援情報は7月3日~10月16日まで計21号を発行

 

災害VCの立ち上げはスムーズにいかない点もありました。朝倉市では事前に設置場所が決められていなかったため場所探しが難航。7月9日に朝倉球場に本所を開設しつつ、さらに甚大な被害のあった杷木地域の老人福祉センターに団体受付サテライトを開設しました。しかしその後、仮設住宅建設のため朝倉球場が使用不可となり、本所は8月2日に杷木地域の別の拠点に移転することを余儀なくされました。また、用意していた災害VCの各種様式が実態に即していなかったため直前に見直しを迫られるなど、ハード、ソフトの両面で課題がありました。

 

東峰村でも村の中央に架かる橋が崩落し村が分断されたため、当初から小石原地区と宝珠山地区の2か所に災害VCを設置しなくてはなりませんでした。

 

取材先
名称
(社福)福岡県社会福祉協議会
概要
(社福)福岡県社会福祉協議会
http://www.fukuoka-shakyo.or.jp/
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