東社協 区市町村社会福祉協議会部会
「社協って身近だな」と思ってもらえるように
NEW 掲載日:2026年3月10日
2026年3月号 Focus on!

 

あらまし

  • 今号では、東社協中期計画の取組みの柱Ⅴ「福祉の可視化と包摂に向けた共感づくり」に基づく区市町村社会福祉協議会部会の取組みをご紹介します

 

ともに地域づくりを考える場を

区市町村社会福祉協議会部会では、都内の社協職員からなる「都内社協職員連絡会(以下、職連)」を組織し、職員相互の連携による社協活動の進展を目的に活動しています。職連では小地域活動の推進を目的に2018年から「地域福祉フォーラム」を実施してきましたが、今年度から「社協実践フォーラム」に名称を改め企画・運営することとなりました。本フォーラムの目的を


 ①社協の存在や役割を発信する
 ②社協以外で活動する人々と、社協の職員がともに地域づくりを考える場をつくる


の2点に定め、単に情報発信するだけでなく、参加者が“一緒に考える”ことを大切にしたいと考えました。昨年度、約30年ぶりに内容が見直された「社会福祉協議会基本要項2025」が策定されました。この間の社会や経済の変化、地域生活課題の複雑化・複合化などをふまえると、わたしたち社協の果たすべき使命はますます大きくなっていると思います。ですが、実際社協の存在はまだまだ知られていない。このフォーラムを通して社協が身近にあることを広く伝えるとともに、自分たち自身が社協の原点に立ち返るような機会になったらと思い、検討をすすめました。

 

“社協ならでは”を感じる体験

テーマを考えるために都内社協の取組みの調査やヒアリングをするなかで、東京都内の地域性・取組みの多様性をひしひしと感じましたね。なので、参加者が暮らす、あるいは活動する地域の様子とかけ離れすぎてもイメージしづらいよね、と話をしてバランスを考え、取り上げる事例や全体の方向性を組み立てました。職連のメンバーは経験も担当業務もバラバラ。だからこそこんな視点があるのか!こんな取組みがあるのか!と発見がありました。それと同時に、社協同士で抱える課題は同じだなと思うこともあって、それは自分の社協にいるだけじゃわからなかったことでした。

 

フォーラムには約120名の方々に来ていただき、そのうちの3割は社協職員以外の方々でした。興味を持ってもらえたのは率直にうれしいです。社協職員同士では見知った顔もあったようで、普段の業務から離れて自然と情報交換がはじまっていて、お互いがフラットな関係性である社協らしさを感じる瞬間でした。

 

社協が、社協職員がこれからできること

フォーラムが終わって思うことは、まず社協の実践を知ってもらうきっかけをつくることができたこと、今後回を重ねるにあたっては日頃関わる地域住民の実状をもっと伝えていきたいということです。例えば「身元保証人がいない方がいる」という個別の問題をどう地域で支えていくか。まさに社協基本要項で掲げる活動原則のひとつ「個別支援と地域づくりの一体的展開」につながると思います。また、人が人に伝える力って大きくて、そこから理解や共感が生まれるなと感じました。今回のような出会いの場をつくっていくことも必要だし、わたしたち社協職員もいろいろな人や場に出会いにいきたいです。そして理解・共感を得て生まれていった小さなアクションをまたこの場で伝えていく、そうした渦を巻き起こすこともできたらなと思います。

 

とはいえ、社協職員一人ひとりの社協基本要項の理解もまだまだこれから。目の前の業務に真摯に向き合うとともに、社協の存在や役割の発信と、さまざまな人を巻き込んでともに地域を考える機会づくりを、職連という機能を活用してすすめていけたらと思います。

 

社会福祉協議会基本要項2025はこちら

社会福祉協議会とは

取材先
名称
東社協 区市町村社会福祉協議会部会
概要
東社協 区市町村社会福祉協議会部会
https://www.tcsw.tvac.or.jp/bukai/kusichoson/index.html
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