- 組織概要
◎2015年7月設立。大田区内に法人本部または事業所を有する社会福祉法人が参加。2016年3月の社会福祉法の一部改正により、地域公益活動の実施が社会福祉法人の責務となったことを受け、各法人が得意なことを持ち寄り、協力する“プラットフォーム”として位置づける。
◎2024年度現在、41法人が加入。主な事業分野の異なる5法人が幹事法人となり、大田区の地域福祉の向上をめざし、区内全域および4つの基礎圏域(エリア)に分かれた活動をすすめている。
*幹事法人 < >内は各法人が取り組む事業の主な対象分野
(福)池上長寿園<高齢> (福)大田幸陽会<障害> (福)大洋社<母子・子ども>
(福)有隣協会<生活困窮>(福)大田区社会福祉協議会<地域>
あらまし
- 2015年度に、区内の社会福祉法人が集い設立された「大田区社会福祉法人協議会(おおた福祉ネット)」は、主な事業分野が異なる5法人が幹事法人となり、それぞれの得意分野を持ち寄って連携しながら地域課題に取り組んでいます。ここでは、区内4つのエリアでの活動内容や、めざすビジョンなどについてお話を伺いました。
顔の見える関係づくりから、協働の取組みを重ねる段階へ
2015年度に、幹事法人を中心に大田区内の社会福祉法人が集まり、大田区社会福祉法人協議会(以下、「おおた福祉ネット」)を設立しました。まずは区内の社会福祉法人同士の顔の見える関係づくりから始めようと、社会福祉法人制度改正に関する勉強会や情報交換会を実施しました。その後、社会福祉法改正により地域公益活動が社会福祉法人の責務とされた2016年度には、事業モデルづくりの一環として、ひとり親家庭等を対象とした「無料法律相談会」、2017年度には、福祉人材の育成を目的にした「おおた福祉カレッジ」や、複数法人が連携した「おおたスマイルプロジェクト」によるひとり親家庭の子どもを対象とした体験型学習会「れいんぼう」などに取り組んできました。
こうした取組みを、「おおた福祉ネット」に参加する全法人が全体会で共有することを通して、着実に法人間の関係が深まってきました。そのことでお互いの実施する事業や取組みを知り、方向性を共有して地域への目線を合わせることにもつながってきました。
「おおた福祉ネット」は、当初より目指すゴールまで5段階のステップを想定し、活動をすすめてきました。コロナ禍で、活動が制限される時期もありましたが、第1段階の「設立」、第2段階の「地域連携公益事業」を経て、ゴールとなる第5段階「大田区に住む人たちが生きやすい街」を見据えてステップアップしています。現在は、第3段階の「全体化・現場階層・働く支援へ」から第4段階の「地域共生社会へ」の中間地点にいると認識しています。
おおた福祉ネットパンフレット
「ネットワークで福祉(えん)をむすぶ」より抜粋
「おおた福祉ネット」の強みは、大田区社会福祉協議会(以下、「大田区社協」)とともに、事業の分野が異なる4法人が幹事法人となり、それぞれが所在する区内4つの基本圏域(エリア)で、地域の活動の核となっていることです。大田区は昔から、人と人、事業所と事業所のつながりの強い地域のため、エリアごとのつながりを活かした活動もスムーズに受け入れられ、かつ積極的です。それを大田区社協が幹事法人としても、事務局としても、また各エリアに配置された地域福祉コーディネーターが連携する活動としても支えています。エリアの活動は幹事会を通じて区内全域に広げつつ、「おおた福祉ネット」の全体会でも共有しています。
また、大田区社協では、地域団体やボランティアへの理解を広めるためのフォーラムの開催なども別途行っています。今後は、「おおた福祉ネット」を社会福祉法人だけのネットワークの活動にとどまらず、より幅広く多様な参加を得て、地域の中で一体的な取組みとしていきたいと考えています。
エリアごとに違う課題や気づきに、そのエリアの法人がもつ力をあわせて取り組む
コロナ禍での活動休止期間を経て、2023年度からは全体会等での研修実施から活動を再開し、現在、エリアごとの活動に取り組んでいます。また各幹事法人は、これまでの取組みを通じて得た経験をもとに、より一層、地域に向けた活動をすすめていきたいと考えています。
大森エリア/12法人参加
【現在の活動内容】
〇フードパントリーを通じた食の支援
当初、ひきこもりがちな若者への支援を目的に、食支援の活動に向けて活動を開始したが、参加法人で会議を重ねる中で「若者に限らず、地域の中で人と人とがつながるきっかけにしたい」との意見が多く、関心のある方は誰でも気軽に参加してもらえるよう、幅広い世代を対象にしたイベントを開催している。
〇分野を超えた福祉人材の育成のための研修
各法人の職員育成の一つとして、お互いの現場を知るための「一日職場体験」を実施。エリア内で受け入れる施設と体験を希望する職員を募集。事業の分野を超えた相互理解や、施設間の横のつながりづくりのきっかけとなり、より視野の広い人材の育成や連携強化につながっている。
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*今後5年を見据えた課題・取り組みたいこと 幹事:(福)大田幸陽会 「おおた福祉ネット」での取組みを通じ、実際の支援で、これまでになかった連携が取れはじめたり、取りやすくなった分野もあります。取組みをすすめ、今後3~5年のうちには、困難なところにもみんなで向かっていけるような支援体制を整えていきたいと考えています。 大田区はもともと地域のつながりが強い地域です。このつながりを大事に、より強固にしながら地域共生のイメージをもって取り組んでいきたいと思います。 |
https://www.ota-shakyo.jp/cooperation/houjin









