新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、本会の各事業・活動においても人が集まって行う形式による講演会等の実施が難しい状況にあります。
こうした状況の中、東京都介護保険居宅事業者連絡会では、ZoomのWEB上でセミナーを開催することができる機能を活用し、総会(書面決議)と講演会を5月14日に開催しました。
Zoomを活用したWEB講演会の画面より
講演会の前半では、一般社団法人熊本県介護支援専門員協会 副会長の加來留さんより、「熊本地震における支援活動を通じて~平常時からの支援と連携のあり方を考える~」をテーマに講演が行われました。平成28年4月に発生した熊本地震の支援活動から見えてきた課題や地域包括支援センターとしての災害時の役割をはじめ、平時からの備えや顔の見える関係性の構築、実情把握の大切さ等についてお話しいただきました。
後半では、上智大学総合人間科学部 教授の栃本一三郎さんによる講演が行われました。厚労省の老人保健健康増進等事業で実施された地域包括ケア研究会の報告書「2040年:多元的社会における地域包括ケアシステムと今後の在宅サービスの方向ー「参加」と「協働」でつくる包摂的な社会ー」の要点や、介護報酬関係のポイント、今後の課題等についてお話しいただきました。
また、東京都高齢者福祉施設協議会においてはYouTubeを利用し、WEB上での講演会を5月24日に実施しました。そこでは、淑徳大学コミュニティ政策学部 学部長 教授の鏡諭さんより、「2021介護保険制度の改正にかかる議論」と題して、制度改正の動向や現在の介護の課題等についてお話しいただきました。
他の部会や本会事業についても、今後はWEBを利用した会議や研修会等を予定しており、コロナ禍においても実施可能な多様な形での取組みを始めています。
https://www.tcsw.tvac.or.jp/bukai/zigyousya.html
東京都高齢者福祉施設協議会
https://www.tcsw.tvac.or.jp/bukai/kourei/index.html