【各地域における具体的な取組内容】
<西荻地域>
JR西荻窪駅周辺は、大型スーパーのほか、商店街も多く、賑わいのあるエリアです。個性的なカフェや雑貨屋なども数多く存在し、昔ながらのお店と新たなお店が入り混じっています。「人とつながろう」「人のために何かしたい」との思いを持つ住民も多く、様々な活動団体が多様な視点を持って地域づくりを行っています。
西荻地域の地域福祉コーディネーターは、地域住民が運営するコミュニティスペース「まちナカ・コミュニティ西荻みなみ」*2を借りて、週1回「出張福祉なんでも相談会」を実施しています。相談があった場合は、運営者(リンクワーカ―)と一緒に解決方法等を 考え、地域活動や関係機関につなげています。また、令和6(2024)年度からは、西荻地域にある集会施設「西荻地域区民センター」において、月1回「出張福祉なんでも相談会」を新たに実施しています。
*2 まちナカ・コミュニティ西荻みなみ
- JR西荻窪駅から徒歩3分の多世代が気軽に集う地域の交流や居場所として、平成30(2018)年に開設されたコミュニティスペース。住民がボランティアで運営し、多世代交流活動、学びと未来教育活動、まちの情報センター活動(まちづくり)、福祉・防災・防犯活動、子育て応援活動、西荻文化・賑わい創造活動(賑わいづくり)など、きずなサロンを含め、多様な地域活動の拠点として活用されています。(https://nishiogi-machinaka.org/)
<荻窪地域>
JR荻窪駅・東京メトロ荻窪駅を中心として、昔から多くの知識人が住んでおり、人に頼るより、自らの力で問題を解決したいと思う住民も多くいます。
荻窪地域では、大規模集合住宅に住んでいる住民からの「建て替えによって住民同士のつながりが希薄になってしまった。高齢者の孤独死などが心配だ」との声を受け、近隣にある町会や高齢者向け施設「ゆうゆう西田館」のほか、地域の活動団体などと連携しながら、集合住宅の集会所で相談会を開催するなどの取組を行っています。
<高円寺地域>
JR高円寺駅を中心として、都心にアクセスがしやすく、駅周辺には劇場やサイエンスラボなどの公共施設のほか、古着屋や雑貨店、飲食店なども多くあり、若者や区外からの来街者で活気あるまちが形成されています。
高円寺地域の地域福祉コーディネーターは、集会施設「高円寺地域区民センター」や高齢者向け施設「ゆうゆう高円寺東館」などのイベントのほか、ケア24の講座等に併せて、「出張福祉なんでも相談会」を開催しています。
https://www.sugisyakyo.com/