東京都地域公益活動推進協議会
地域のニーズに応える!― 東京都地域公益活動推進協議会 事業説明会
掲載日:2018年2月1日
2017年8月号 東社協発

 

平成29年7月4日(火)、東京都地域公益活動推進協議会(以下、推進協)の事業説明会「地域のニーズに応える!」が、飯田橋セントラルプラザで開催され、約80名が参加しました。

 

推進協は、東京都における社会福祉法人の連携による地域公益活動を推進するため、平成28年9月に設立されました。東社協会員事業所等を運営する社会福祉法人296法人1千038事業所(平成29年6月末現在)に加入いただき、地域のニーズや制度の狭間の課題に取組んでいます。

 

当日は、推進協の概要や広域連携事業「はたらくサポートとうきょう(中間的就労推進事業)」に関する説明と、推進協がすすめる3層の取組みについて、板橋区内の社会福祉法人3法人から実践報告が行われました。

 

実践報告では、まず第1層(各社会福祉法人)の取組みとして、(社福)北野会「特養マイライフ徳丸」の高麗正道さんから、特養・障害者施設・保育園・社協によるイベント「わくわくまつり」の実施と日常的な連携について、次に第2層(区市町村域)の取組みとして、板橋区社協の富澤千恵さんから、「オール板橋」のネットワークづくりとその取組みについて、それぞれ報告がありました。

 

第3層(広域)「はたらくサポートとうきょう」については、(社福)三祉会の田中正己さんと三谷えり子さんから事例が紹介されました。「はたらくサポートとうきょう」は、はたらきたいけれどはたらきにくい方に中間的就労の場を提供し、ともにはたらくことをめざす広域連携事業で、28法人93事業所(平成29年6月現在)にご登録いただいています。

 

三祉会の保育園では、清掃や花の水やりなど園内の仕事を切り出し、障害のある方の就労を受入れてきました。就労支援機関等と連携しながら、職員によるサポートチームを中心に園全体で取組みをすすめています。三谷さんは、「保育所として、子どもの安全や保護者の安心を得ながら何ができるか考えていたとき、『仕事の切り出し』を知り、受入れの可能性に気づくことができた。現在はたらいている方は、今までモップ掛けだけだった階段掃除で、雑巾掛けもする等、丁寧な掃除をしてくれていて、今では園になくてはならない存在である」と話しました。

 

推進協では、今後も研修会や実践事例発表会など、さまざまな企画を予定しています。

 

東京都地域公益活動推進協議会にご参加ください

推進協では、東京都における社会福祉法人の連携による地域公益活動を一層推進していくため、ご参加いただける法人を随時募集しております。

詳細はホームページをご参照ください。

 

●「東京都地域公益活動推進協議会」へのご参加について(ご案内)

https://www.tcsw.tvac.or.jp/kokenshien/koiki/tiikikouekikanyu.html

取材先
名称
東京都地域公益活動推進協議会
概要
東京都地域公益活動推進協議会
https://www.tcsw.tvac.or.jp/koueki/index.html

「東京都地域公益活動推進協議会」へのご参加について(ご案内)
https://www.tcsw.tvac.or.jp/kokenshien/koiki/tiikikouekikanyu.html
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