本会、東京都介護保険居宅事業者連絡会に、若手中心の活動を行う青年部が立ち上がりました。青年部は「CLUB POPCORN(クラブポップコーン)」と名づけられ、平成27年6月26日に、渋谷の楽天カフェにて、キックオフイベントが開催され60名が参加しました。
クラブポップコーンという名称は、ポップコーンに由来します。ポップコーンは熱すると、堅い殻を破り自由に弾け飛びます。そして1つ飛び出すと次々に無数に弾け飛んでいきます。40歳未満の若手介護職員が、そんなポップコーンのように自由な発想でさまざまなことに挑戦し、弾けるように活躍していくことをめざして設立されました。具体的な活動のビジョンは、①若い世代が主体的に活躍できる場づくり、②多様な情報の発信に取組む、③福祉教育の推進、④他業種・他業界・仲間との積極的な交流・恊働の機会を創る、⑤テクノロジーの積極的な活用の促進等です。
クラブポップコーンには、東の会長と西の会長がいます。東の会長である、ブライトの家所長の木村謙一さんは、会長挨拶で「めざしているのは、若手がやりたいことをやりたいようにやること、質・量にかかわらず、お互いを認め合うこと、この活動が東京・日本・世界の福祉に寄与し、業種を問わず沢山の若者に伝播すること」と話しました。
また、西の会長である、医療法人社団つくし会 介護事業統括責任者の高浜将之さんは、「介護業界の解決するべき課題として、介護現場の若手が自由な発想で挑戦する機会が少ない。実践していても、社会に認知されるまでに時間がかかる。若手を熱する機会が少ない」と現状の課題を指摘しました。
イベントのメインは、時代を築きあげてきた先輩方と40歳未満の若手(ポップコーン世代)のトークセッションでした。「認知症×若者」、「福祉人材×若者」、「医療連携×若者」、「社会保障×若者」をテーマとした4本立てです。登壇者は順に、認知症介護研究・研修東京センター研究部部長の永田久美子さん、厚生労働省福祉人材確保対策室の岸英二さん、日本臨床倫理学会理事長の新田國夫さんでした。そして、最後のセッションでは、内閣官房社会保障改革担当室長の宮島俊彦さんと、全登壇者が再登壇しました。
運営メンバーの1人、ユアハウス弥生の森近恵梨子さんは「先輩方がいかに熱い想いで時代を築き上げてこられたのかを知り、また、若手への強い期待を感じた。来場者同士もポップコーンのように弾けて交流できた。この日を境に介護業界が大きく転換していく、そんな予感をさせてくれるような時間だった」と話しました。
今後、これまでの歴史を大切に活かしながら新しい発想と勢いが活動に加わっていくことが期待されています。
東京都介護保険居宅事業者連絡会 青年部 CLUB POPCORN
https://www.tcsw.tvac.or.jp/bukai/zigyousya.html