(社福)東京都社会福祉協議会 児童部会「人材対策委員会」
平成29年度児童部会 養成校等との懇談会
掲載日:2018年2月1日
2017年8月号 東社協発

 

平成29年6月30日、東社協児童部会「人材対策委員会」主催「社会福祉養成校等と児童養護施設との懇談会」が児童養護施設「星美ホーム」(北区)で開催されました。情報・意見交換や、学生の現状を知り今後の人材対策に役立て、実習受入れ等の相談の場とすることを目的に施設、養成校等の実習担当者が約100人集まりました。

 

児童部会では平成27年度から、「人材対策特別委員会」を設置し、人材の確保・育成・定着にかかわる課題について検討してきました。今年度から人材対策を長期的な取組みと捉え、新たに常設の「人材対策委員会」としました。

 

前半は、東京における社会的養護の現状ついて施設側から説明がありました。平成20〜25年度での社会的養護児童数は3千900人台と横ばい傾向にあり、近年では、発達や知的に課題がある子どもが増加しています。また大舎制から小舎へと施設の小規模化がすすみ、子どもに家庭的な生活支援ができるようになると同時に、多くの職員が必要になり、人材不足が発生しています。

 

実習生に望むこととして「生長の家神の国寮」の増子雄治さんは、「小規模化で職員と子どもとの関係が密になり、実習生等の外部の方が生活する場面に入る難しさが出てきている。しかし、子どもの気持ちに配慮し寄り添って、一つでも手応えを感じて欲しい」と言い、「そのためにも将来の担い手である学生の人材育成も大きな仕事だと肝に銘じていく」と話しました。

 

後半は、12グループに分かれての討議の時間でした。養成校からは、実習生への事前指導に必要なことや、実習受入れ時期等について質問が挙がりました。施設からは、実習生自身が就職先を選ぶ際の理由等、人材育成や定着のヒントを得るための具体的な質問・要望等がありました。

 

最後に、児童部会制度政策推進部部長で二葉むさしが丘学園施設長の黒田邦夫さんは「実習生は人材であり、実習は育成の場である。今後は実習体制をより整え、実習生の受入れ人数を増やし、人材を育てていく環境づくりに積極的に取組んでいきたい」と語りました。

 

今後は、施設見学会や説明会を開催するほか、要望に応じて養成校への講師派遣も行う予定です。

取材先
名称
(社福)東京都社会福祉協議会 児童部会「人材対策委員会」
概要
(社福)東京都社会福祉協議会 児童部会
https://www.tcsw.tvac.or.jp/bukai/jidou.html
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