社会福祉法人合掌苑　理事長　森一成さん

あらまし

• 福祉人材の確保・育成・定着に向けたさまざまな取組みの一つとして、福祉施設や事業所では、福祉を学んだ新卒学生だけでなく、未経験者や主婦層、高齢者、外国人など多様な人材に対し、採用や育成・定着のためのさまざまな工夫やアプローチを行っています。多様な背景を持つ人たちが福祉の仕事に関わるきっかけや、働く環境をつくるための取組みや工夫等を取り上げます。

ずっと働き続けられる職場を

夜勤の壁

月給制から時間給制へ

時間に対する意識の変化を

夜勤専従者の募集を開始

育児中の女性を応援する～マザーズプロジェクト

能力や貢献度に応えられる処遇を

「それ」を理由に断りません

25大雇用〈合掌苑提供〉

合掌苑ではこれらの取組みに12～13年かけてきました。待遇面についての変革は特に、職員に対し「なぜこのしくみが必要なのか」を説明してきました。今後の人材確保について、森さんは「日本全体で人口が減少していくなかで、フルタイムで従来通りの働き方のできる人口もまた減少していく。限定的な働き方なら可能だという人たちを惹きつける施策が必要だ。外国人材もますます重要となってくるだろう」と危機感をもって語ります。「一億総活躍社会」の実現に向け、「働き方改革」がすすめられていくなか、「雇い方改革」ともいえる、一歩先を見据えた取組みがすすめられています。